アメリカの上院で景気対策法案が可決されました。結局共和党の反対もあって、少し縮小したものになっています。ジョージ・ソロスなんかは「とてもこんな規模では足りない」と言っているようですが、私もそんな気がします。現在一般の方が車のローンも組めない程、信用収縮がひどくなっているのですから、とにかくお金が流れるようにしないとこの景気悪化は止められないと思います。
さて、タイトルにある「思い出しました」とは何のことかと申しますと、先日サポート校に面接に行ったら以前いた学校の校長の知り合いだったということを書きましたが、段々と「そういえばあんなことあったな〜。」というのを思い出したので、徐々に書いてやろうかと思います。今日はその第一弾。
とある学校で、少人数でやるために一学年を私を含めて3人の教員で受け持つ、ということがありました。そのうちの一人が教科主任だったんですが、この方は同時に初任指導担当ということで、週に2回よその学校に出張に行くことになっておりました。
教員の方ですとお気付きになるかと思いますが、本来ならこの時点でおかしいんです。初任の指導員になったら授業持ってはいけないんです。初任の先生に付いてあげなくてはいけないからです。なぜに授業を持つことになったのかはよくわかりませんが、校長が許してしまったようです。
そんな訳で、授業は私が中心にまわることになったのですが、これが大変。まず、その先生が出張のときは合同で私が受け持つんですが、その方、事前の打ち合わせを無視して勝手に授業進めちゃうんです。こっちは予定通りにやってるので、次の合同のときにやるネタに困ります。
更にその方、段々確信犯的になってきまして、そのうち「見たい授業があるから。」という理由で授業をしないで出張に行ってしまうようになりました。それだけではありません。ALT(外国人の先生)の授業のときには学校にいるにもかかわらずなんだかんだ理由を付けて来なくなってしまいました。3人のうちのもう一人の先生も来なくなってしまったので、ALTのときは、私一人で対応することになってしまいました。秋が過ぎる頃には、その初任指導員の先生は週に2〜3コマしかやらなくなってしまいました。
それでいて、教科主任の自覚だけはあって、成績は自分で全部つけようとしたのです。つまり、子供のことも見てないし授業もやってないのに成績つけようとしたのです。特にもめたのが「関心・意欲・態度」の観点。半年に一回、全生徒共通で「スピーキングテスト」というのをやったのですが(それも一人1分のテストですよ)、「これしか共通の判断材料がないから」とかいって、それだけで成績つけようとしたのです。このテストにしたって自分のお気に入りの生徒のときはほとんど解答を教えてしまっているようなヒントを出して誘導尋問をして、えこひいきをしていたのです。つまり半年分を1分間で評価しちゃおうとした訳です。普段の授業態度もなにもあったものではありません。
もしそんなことで成績をつけてしまったら、もし保護者から問い合わせがきたとき、誰がそれに答えると思います?その問い合わせのときにその先生が出張でいない可能性は極めて大です。そうなれば間違いなく普段授業で接している私でしょう。難儀を背負い込んでしまうのは私です。
そうなることを恐れ、危険回避のため私はなんだかんだ言って抵抗するその先生をうまいこと丸め込んで成績一覧表を取り上げ、大幅に修正して出しました。更にその先生のすごかったところは、根拠のない数字をつけてしまうのです。例えば小テストなんかで欠席してたりしますと、「みなし」で点数つけるんですが、そのつけ方も「多分この子はこの子と同じくらいの学力だからこれくらい」でやっちゃうんです。最近の授業での様子なんて全然見ていないのにですよ。もちろん好き嫌いも入ります。どの子が好きか嫌いかもすぐわかります。”ちゃん”付けで呼ぶ子はお気に入りで、名字呼び捨ての子は嫌いな子です。成績のつけ方も甘いし、すごいのは途中で勝手に評価基準を変えてしまったりしておりました。もちろん私が後で直しましたけど。
なんでその先生はそんなことができたかというと、もしその先生が初任の指導員でなければ私は多分臨任ではなく非常勤講師になっており、給料が倍くらい違っていた上に、採用試験で臨任の経歴は優遇される、という事情があったからです。私は明らかに立場が弱い。しかもその方は校長のお気に入りじゃないかという噂もありました。校長は教科の部会の役員で、権力を持った人でしたし、その方はその校長の推進する形式の授業を取り入れて初任担当になったのです。ですので、授業をやらないその先生のことを校長に相談したくても、どうなるかは目に見えておりました。
だいたいその先生がなにかしらお願いに来るときは、「ね、先生♪」といつも「ね」がつくのですぐにわかりました。「あぁ、また”ね攻撃”か。」と。私は密かにその先生を「姫様」と呼んでおりました。多分校長も姫様の「ね♪」にやられてしまったのでしょう。
しかし実際困っているのは私でかつ不利益を被るのは生徒たちなので、学年主任に相談しました。「わかった。じゃあ俺が言っとくよ。」と言ってくれたんですが、結局出張でいないので、言う暇がなかったみたいです。でも主任はいつも私のことを見ていてくれ、相談に乗ってくれ、呑みに連れて行ってくれて愚痴を聞いてくれました。主任は姫様のこの状態を知っていたので、翌年に進路を控えて成績でもめるのは避けたいと思ったのでしょう、年度末に校長に直接「あいつを残してくれ。」と私のことをお願いに行ってくれました。結局残れませんでしたが、とても感謝しております。
この話、もちろん実話です。姫様については他にも色々あるんですが、この辺にしておきましょう。姫様に限らず、学校は訳の分からない人は結構います。一つ言えることは、成績は納得がいかなかったら評価基準からなにからとことん質問することです。また学校ネタで思い出したら書きます。ではまた。
最近のコメント